年金問題解消は安部政権の成果?

Posted at 07/07/07

年金記録の不備が次から次へと発覚。
40年以上前から社会保険庁が認識していたとは・・

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070706-00000182-jij-pol
これによると、1964年の文書で記録ミスの多さについてコメントがありました。

年金の支払いがずっと先であることをいいことに、何も対策を取ってこなかったとは・・・まともに仕事をしていなかったとしか言えません。

私も自分の年金記録が大丈夫なのか、漠然とした不安を抱えたままですが、まだ幸運だったと思えるのは、社会保険庁の年金記録問題が、私が年金を受け取るであろう時期の何十年も前に表面化し、その解消に取り組みはじめたということ。

これが退職後の年金をもらう段階で、この問題の被害者になっている人はとても大変な状況、苦労する状況なんだと思います。

もっと気の毒なのは、支給されるべき金額よりも少ない支給で何年も経っていたり、既に亡くなってしまっている人。
既に亡くなっている人の分は、差額を遺族がもらえるのでしょうか?きっとそんなことまではしないのでしょうね。

さて、参議院選挙の大きな争点にもなっているこの年金問題、自民党、野党ともにそれぞれの立場から主張しています。
特に自民党については安部政権が年金問題を解消した、と実績をアピールしているようです。
これも見方がいくつかあります。

安部首相が長年の問題にピリオドを打った、ということは否定できませんが、自民党は長い間この問題を放置してきた事も事実です。

私としては後者を強く感じます。今回の年金問題の表面化、取り組みの強化は、これまで不正がのさばっていたことを当たり前の形に戻そうとする事に他なりません。
やっと当たり前の事に戻るだけです。
これを「実績」といえるのか。むしろ「実績」と強調することが恥ずかしくないかと思うのです。

いずれにしても、今回の参議院選挙は年金、松岡前農相、防衛相、など、不思議なくらい与党に不利な事ばかり起こっています。
小泉フィーバーで与党圧勝だったここ数年の情勢から、どのような結果になるのか。

私は与党野党拮抗して政策が成熟していくことは、国民の意思を反映した政治の実現に不可欠だと思っています。(かなり難しいことでしょうが)

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