津波被害想定について
Posted at 12/12/30 PermaLink»
東日本大震災後、「想定外をつくらない」という考えのもとで、千年に一度起こるかどうかの津波を設定し、被害想定をすることが、国を中心に行われています
千年に一度は自分たちの世代に関係ない、という考えが、東日本大震災で多くの命を失うことにつながったものと、少なからず言えるわけであり、少しでも多くの命を救うためには、そのような装丁の必要性を否定できるものではないでしょう。
しかしながら、沿岸地域に長年にわたって住んでいる人たちにとって、その地域が被害想定の結果
悲惨なことになるとか、逃げるいとまもなく津波にのみこまれる、という結果を出されると、非常にやるせない気持ちになると思われます。
かといって、そういうことに目をつむっていいのかというと、そうしたい人とそうでない人がいることでしょう。
ただ、津波被害は、沿岸部に住んでいる人が危険で、住んでない人が大丈夫というわけではありません。津波が来るときに、その地域にいる人が被害を受けるということです。
時間によって人口は流動します。昼間であれば、仕事先にいるでしょうし、運転などで移動する人であれば、沿岸地域を通る時間帯が危ないことになります。
したがって、山間部、内陸だからわからなくてもよい、ということにはならないのです。
日本海中部地震では、山間部の小学生が遠足で海岸に来ていて、犠牲になりました。
東日本大震災でも、営業でたまたま沿岸部に出ていた人が犠牲になりました。
したがって、津波想定結果は、沿岸部の住民だけではなく、内陸部、山間部の人たちも、沿岸部に行く可能性がごくわずかでもあれば、関心を持って見るべきだと思います。
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