急に強くなった理由とは

「ボールをセットした本田は数歩下がり、仁王立ち。左足でまっすぐに振り抜かれたボールは揺れながら相手ＧＫから遠ざかるように跳び、そして落ちた。」
決勝トーナメントを決める本田のフリーキックは誰もが魅了されたものと思います。
「救世主」とはやし立てられながらも、直前の試合では本人もチームもなかなか結果を出せなかった日本サッカー。マスコミからも叩かれてかなり悔しいおもいをしたことでしょう。
「決定力不足」は日本サッカーの永遠の課題だと思っていました。
それがどうでしょうか。デンマークは弱いチームではないはずなのに、一方的に危なかったのは序盤だけで、全体的には決定的チャンスを抑え、逆に押せ押せの試合展開。
一体、なぜここまで変われたのでしょうか。
ワールドカップという最高の舞台まで内緒にしていたかのような活躍ぶり。漫画かドラマでないとこうはいきません。
次の相手はパラグアイ。南米は個人技が凄いですが、このチームは完成度も高いチームということです。
日本の奇跡がそう長く続くと思いませんが、何か期待してしまうのは日本人共通のことになっているのではないでしょうか。