アルツハイマー発言と表現方法

Posted at 07/07/20

麻生大臣のアルツハイマー発言
選挙前の重要な時期だけに、かなり騒がれています。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070719-00000316-yom-pol
麻生大臣がコメの貿易に関する発言ででたものです。

金額の高い安いは、アルツハイマーの人でもわかるという旨の発言でした。

言いたいことは、「価格差は歴然としている」ということであり、これを比喩し、わかりやすく表現したつもりだったのでしょう。
アルツハイマーで苦しむ人たちへの配慮に欠けているとの批判があり、この発言について麻生大臣から謝罪がありました。

確かに、特定の病気などで苦しむ人がいる場合は、それに配慮して発言することは当然です。
では、今回はどのような比喩を用いれば良かったでしょうか。考えてみました。

「小学生でもわかる」・・・これだと小学生に失礼ということになります。

「子供でもわかる」・・・子供をバカにしていることになります。

「聞くだけでわかる」・・・耳の不自由な方が気にするかも。

「見なくてもわかる」・・・目の・・

「算数が苦手な人でもわかる」・・・学習障害を持つ人が・・・

気がつくことは、比喩を用いるときは、特定の人が該当するような表現を避けるべきだということです。
人以外の生き物ならだいたい大丈夫な気はしますが、動物愛護団体の方針に触れるような内容も避ける必要があります。

私も自分のことに関連することを悪く言われるのはいやなので、ある程度の配慮や制限は否定しませんが、昔と比べると、表現の幅が狭くなってきている気がします。

語彙が豊富な人は気にしないのでしょうけれども。

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