二重ローンでは生活できません

枝野幸男官房長官は19日の衆院本会議で、東日本大震災により企業や個人が従来の借金に加え、新たに債務を抱える「二重ローン」問題について「債権放棄を含めた貸し付け条件の変更や、出資という形で再建資金を融通できないか、さまざまな知恵を出し合っているところだ」とコメント。
債権放棄に応じる金融機関への公的支援、公的資金による被災企業への出資などを想定しているようです。

私も様々なローンを抱えていますが、これが倍になると、もう生活できません。
資産があれば売却してすこしでもローンを軽くできますが、家や車などの被災者は、売れる状況ではないでしょうし、元の生活をするためには同じローン、あるいは今まで以上のローンが必要になるでしょう。
つまり、元に戻れないということになります。これだけ大きな自然災害だと「運が悪かった」どころでは済まないでしょうから、国などが債権放棄を働きかけるのはいいことです。これが実現できなければ本当の復興はないのでは。