家族が「がん」かもしれないと思ったとき

Posted at 10/04/12

作家の井上ひさしさんが肺ガンのためなくなったことがニュースで流れました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100412-00000028-mai-soci
このニュース、とても気になって聞いていました。
というのは、私の妻はマンモグラフィで乳ガン検診をして、さらなる検査が必要と言うことで、その組織を採って病理検査をしており、今日が検査結果を知らされる日だったからです。
しかも病理検査の日には医師に「腫瘍マーカーも少しあがっている」といわれていました。
「腫瘍マーカー」とは体内にガンができると、その抗体ができ、それがどれくらい増えているかを測定する方法です。健康でも通常一定のものはあるのですが、ガンになったときやガンを治療してその経緯を見るときに利用する指標のようなものです。
この1ヶ月の期間の話ですが、妻と子供二人と暮らし、何事もなく平穏無事に暮らしていたわけですが、そこに脅威が訪れたのでした。
そのときから、何気なく暮らし、家族とも何気なく接していたことがとても貴重なことと感じ、とくに妻に対しては最悪、あと少ししか一緒にいられないのではないかという思いを取り払うことはできませんでした。
その思いは私よりも妻の方がより強かったと思います。もともと気になることがあるとなかなか寝付けなかったのですが、以前にも増しているようでした。

病理検査の結果は良性で、腫瘍マーカーの増加については現時点では問題内は問題ないだろうということで、一安心というか、本当によかったと思ったわけですが、ガン検診やドックというのは本当に大切なんだということ、そして日常当たり前に家族と暮らせていることは、一番幸せなことでかけがえのないこと何だということを痛切に感じました。

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