社長の重圧と器

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070907-00000200-jij-soci

社長が自殺するような会社ときくと、膨大な負債を抱え、自転車操業すらままならない会社ではないかと思いますが、

この松本引越センターは、株式上場を目指していると言いますから経営面では問題なかったと思います。

むしろ順風満帆にもみえる会社経営で、一体何が社長を追いつめたのか。

父親から社長の座を譲り受け、まだ長くなかったようですし、また、父親と経営に関して意見の食い違いもあったようですが、松本引越センターの社長は妻子を残して、社員を残して自殺しました。

まだ４３才で社長という重大な職務をすべて担うには早かったということでしょうか。
きっと数多くの悩みを抱えていたに違いありません。

相談できるのは父親くらいだったでしょうに、その父親とは話が合わないとなれば、ストレスが日々蓄積し、それがこのような結末を招いたのでしょう。

人は肉体的な疲れは休めばある程度回復しますが、精神的なものは理解者がいるなどガス抜きが出来る環境がなければ、悪循環に陥り、いつしか肉体的な部分もむしばまれていきます。

「精神的なよりどころ」がこのストレス社会では一番重要かもしれません。